シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
「今日ドレスを買ったのは
お前にやってほしいことがあるからだ。」
「56点女に頼むんですか?」
「そうだ。
闇オークションについて知られてしまったお前は都合がいいんだよ。
やってほしいことは闇オークション関連の人の娘に東京を案内してやってほしい。」
「はぁ。」
「ちなみに
その娘はマフィアのドンの娘だ。」
「マフィアのドンのね。
ってえぇー!」
私は思わず叫ぶ。
「うるせーな。
闇オークションをするにあたってそういうの必要なんだよ。
そのマフィアのグループは
薬とかそんな物騒なものは持ってないから心配するな。
ただし。
余計なことをしたら。
命はないと思え。」
私は思わず固唾を飲んだ。
明日から憂鬱な一日が始まる。