シークレットプリンセス〜芦川凪編〜







夜。
私と芦川さんとチェンリーは
高級レストランにいる。







何これ…。
なんか凄く空気が…。





その理由は一つ。





「チェンリーがお世話になったみたいだな。」






チェンリーのお父さん
つまり
マフィアのドンが今目の前にいるからだ。








「パパ。
ゆめは私の友達なの!」






「そうか。
チェンリー。
ゆめさんもそんなに緊張しないでください。」






「はい…。」





とは言われても。
マフィアのドンを目の前にするとやはり緊張する。







「こんな可愛いお嬢様がチェンリーの友達だなんて嬉しい限りだよ。」






チェンリーのお父さんは
ワインを飲みながらいう。






「56点だがな。」






「!?
うるさいです。
芦川さん。」





「本当のことを言ったまでだ。」






「ちょっと凪!
可愛いレディにそれは失礼だよ!」






「そうですよ!
芦川さん!」







芦川さんが
こう言ってくれたことにより
緊張がほぐれていくのが分かった。
ありがとう。
芦川さん。












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