シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
私は
芦川さんの部屋の前にいた。
が。
「特に用事なんてないしな…。
かと言ってここまできたんだし…。」
すると
扉が突然開いた。
「人の部屋の前で
ゴタゴタうるさい…。」
「すっ…。
すみません!」
私は慌てて頭を下げる。
「76点。」
「?!」
「点数だ。
お前の。」
「80点はなかなかでないんですね…。」
「当たり前だ。
お前
早くドレスに着替えてこい。」
「へ?」
「今日はお前に
俺のパートナーとしてパーティーに出席してもらう。
いいな?
分かったら
早く俺の隣の部屋にあるお前の部屋で着替えてこい!」
「はい!」
凄く命令口調…。
でも76点…。
「あと
4点頑張ろうっと…。」