シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
私は
芦川さんのパートナーとしてパーティーに出席していた。
「この可愛いお嬢様はどこのお嬢様ですか?」
「それは秘密ですよ。」
堅苦しいパーティーは
つまらない。
ほとんど体験したことのないものは
やはり疲れる。
「芦川さん。
少しお手洗いに…。」
「分かった。
お手洗いは真っ直ぐ行って右だ。」
「ありがとうございます。」
私は
ぺこりと頭を下げると
お手洗いに行った。