シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
「おかゆ「そんな味気ないものいらゴホッ!」
私は芦川さんをベッドに運ぶ。
「何か食べないと薬飲めないじゃないですか?!
好きな食べ物なんですか?」
「…。
ナポリタン…。」
「ナポリタンですか?
じゃあ材料はピーマ「ピーマン抜きでゴホッ!ゴホッ!」
芦川さんを見ると
少し顔が赤くなっている。
「ピーマン嫌いで何か悪いことでゴホッ!」
「芦川さんピーマン嫌いなんですね…。
なんか可愛いです。」
「!?
ゴホッ!ゴホッ!」
「私のせいで
風邪…。
ごめんなさい…。」
「気にするな…。
ここ最近
仕事でずっと休めてなかったからちょうどいい。」
芦川さんが微笑む。