シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
龍牙さんは
そう言うと私の前に来る。
「行こうか。」
「はい!
えっと…。
チェンリー、隆弘さん、敬太さん、芦川さん!
行ってきます!」
私は
皆に野次を飛ばされながらラウンジを出た。
エレベーターに乗っていると
スマホの着信音が聞こえる。
昨日は
看病ありがとう。
今日
大学終わったら連絡しろ。
出かけるぞ。
気をつけて大学行ってこい。
芦川さんのメールに顔がにやけてしまった。
「ニヤニヤして…。
凪さんから?」
私はうなづくと
龍牙さんは一瞬悲しそうな顔をしたような…。
気がした。