シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
「芦川さん。
おはようございます。」
「ん…。
ゆめ…。
大丈夫なのか?」
少し眠たそうな目で話しかける龍牙さん。
その姿は
少し可愛い。
「ふふ…。
大丈夫ですよ。
ご心配おかけしてすみません…。
芦川さんは?」
「俺は大丈夫だ…。
それより…。」
芦川さんは
起き上がり私の顔をまじまじ見ると
私の頬に手を添える。
「小波に
何された?
怖い思いさせてすまなかった…。」