私の彼氏は他校生。
「ゴメン。本当にゴメン」



聖也の目から一筋の光が見えた。

泣いて、る?



「聖也、泣いてるの?」




「本当、情けねー……」





「情けなくないよ?だって、私を
守ってくれたじゃん」




最後まで私を必死に守ってくれた。

腕は刺されちゃったけど、私はその
聖也の気持ちだけで十分だった。



その瞬間、目の前が暗くなった。


「……ゆ!……!」



遠くから聖也の声と大人の男の人の
声が聞こえる。



あっ……もぉ意識が……。




そこで私の意識が途切れた。





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