ため息をついた日
ケーキとミルクティーで少し落ち着いた。
(私は今まで諒哉に自分の気持ちを話した事ってあったかな?)
付き合いも長くなると、わざわざ口に出さなくてもお互いのことがなんとなく分かるようになる。(私もその事に甘えていたのかも。)
言葉に出さなければ、結局本当の気持ちは伝わらない。
本当は諒哉が仕事以外の日は、正社員としての仕事を探しに行っていることを知っていた。身体を壊したことでなかなか次の仕事が見つからないこと、その事で、さらに精神的にダメージを受けていることも気づいていた。
だからこそ、強く要求したりもできなかったのだけど。
(このままだと、二人ともダメになっちゃう。関係も生活も。)
一度関係をリセットすることもかんがえはじめていた。