恋のためらい~S系同期に誘惑されて~
番外編 ためらいの向う側の更にその後
「お前、正月ってどうすんの?」
何度か私を食べ尽した笹山が、遅い昼食を食べながら聞いてきた。
「へっ? 実家は近いから元旦に顔出すって、あ。……連絡、親にも先輩にもしてない」
「先輩って?」
「みーちゃん先輩。メールも着信もあったのに。正月用のホームページを更新する約束してたんだよっ!!」
イカンよ、イカンよ。
笹山とのことで、頭いっぱい過ぎ。
あー、私ってば。こんなんで、大丈夫?
私の顔が色々と変化するのが可笑しいらしく、笹山は吹き出した。
「そこで目を白黒すんなよ。メールなり電話なりすりゃーいいだろ?」
「……そだね、うん」
仰る通りでございます。
結局夕方頃に店へ行く約束を、みーちゃん先輩と取り交わした。
電話口のみーちゃん先輩は、クリスマスイブの夜に私の様子が変だったことを気にしていたようで。
まさか、至近距離に笹山がいるのに理由なんて言えなくて、思いっ切り誤魔化した。
それがお互いを確認し合った相手でも、純粋に恥ずかし過ぎる。
キス一つで、あんなに動揺してしまった私。
今でもソファの隣りに座る笹山が、自分に好意を持っていてくれたと思うと、体中が熱くなる。
未だに夢心地なのだ。
何度か私を食べ尽した笹山が、遅い昼食を食べながら聞いてきた。
「へっ? 実家は近いから元旦に顔出すって、あ。……連絡、親にも先輩にもしてない」
「先輩って?」
「みーちゃん先輩。メールも着信もあったのに。正月用のホームページを更新する約束してたんだよっ!!」
イカンよ、イカンよ。
笹山とのことで、頭いっぱい過ぎ。
あー、私ってば。こんなんで、大丈夫?
私の顔が色々と変化するのが可笑しいらしく、笹山は吹き出した。
「そこで目を白黒すんなよ。メールなり電話なりすりゃーいいだろ?」
「……そだね、うん」
仰る通りでございます。
結局夕方頃に店へ行く約束を、みーちゃん先輩と取り交わした。
電話口のみーちゃん先輩は、クリスマスイブの夜に私の様子が変だったことを気にしていたようで。
まさか、至近距離に笹山がいるのに理由なんて言えなくて、思いっ切り誤魔化した。
それがお互いを確認し合った相手でも、純粋に恥ずかし過ぎる。
キス一つで、あんなに動揺してしまった私。
今でもソファの隣りに座る笹山が、自分に好意を持っていてくれたと思うと、体中が熱くなる。
未だに夢心地なのだ。