私のファーストキスもらって下さい。
リビングへ行くと、おばさんもいなくて静かだった。
あれ?買い物かなぁ。
キョロキョロ見渡していると、脱衣場から出てきた誠二くんが声をかけた。
「どうした?」
「あ、おばさん、いないなぁと思って…」
「あぁ、今夫婦揃ってプチ旅行中なんだ。」
「へぇ~そうなんだ~……………ッ!!!」
納得しながら、何気なく誠二くんの方を見るとまさかの上半身裸!
とっさに背を向け、心臓を落ち着かす。
せ、誠二くん…それは気をつけよ?
私にはちょっと刺激が強いよ。。
「どした?鈴ちゃん?」
「う、ううん。何でもないっ//////」
慌てて、平然を装いながら返事を返す。
「ここ、クーラーなかなか効かないし、先に俺の部屋上がってて。お茶持ってくから。」
「えっ、誠二くんの…部屋?」
ビックリして思わず、誠二くんを見る。
今度はTシャツを着ててホッとしつつ、まさかの誠二くんの部屋へお呼ばれ。
「CDも部屋だし。散らかってるけどね。」
誠二くんはそのままキッチンへ行ってしまったので、私は言われるがまま…2階へ上がった。