私のファーストキスもらって下さい。
えみが学校休むなんてほぼないのに。
きっと何かあったんだ…
「どうしよ…メールも電話もダメなんだ。
えみ、泣いてたら…(泣)。。」
『鈴ちゃん?』
泣きそうな声になってる私に、誠二くんは安心させるように優しくこい言った。
『鈴ちゃん。えみ、体調が悪いわけじゃないと思うけど…でも、何かあったんだと思う。だから、鈴ちゃんにまかせていい?』
「え?」
『鈴ちゃんじゃないとダメな気がするし。』
誠二くん…
『兄貴は俺だけど、親友は鈴ちゃんしかいないだろ?』
「うん!」
きっと今のえみには、私が必要だ!
「ありがと、誠二くんっ。」
『ん。』
「誠二くんのこういうとこ、好きだよっ。」
『えっ…』
私は電話を切った。
って、言い逃げしちゃったよ。
というか、私なんて恥ずかしいこと言ってるんだろ~/////。
私は昨日の早紀さんとどんな話になったのか、聞くのも忘れて…あんなに気になって仕方がなかったのに。
でも、今はえみのことで頭がいっぱい。
だって、私の大事な親友のことだから。