私のファーストキスもらって下さい。
*3*
いつもの公園
「鈴ちゃん…可愛すぎ。」
街灯の明かりに照らされながら、私にはにかむ誠二くんに…好きって言ってしまいそうになった。
「はぁ…
なんか鈴ちゃんといると癒されるわー。」
そう言って空を見上げる誠二くんに、期待しちゃう。
仕事帰りのスーツを脱いで、ネクタイを緩める姿にキュンキュンして見つめてしまう。
そんな危険な時間を私は作ってしまった。
それは、いつもの公園での時間。
2人だけの時間。