ぼ、僕に女装の趣味なんてありませんっ!!

「今、父さんと同じくらい大きな財閥との大事な取引があるんだ。」



いや、大事な取引があるから僕が女になるとか全然話繋がってないし。

繋がったとしても絶対やだし。

「それで、向こうが息子に嫁を探してるらしいんだ。

それで、娘がいるって嘘ついちゃった☆」



嘘ついちゃった☆じゃない。

このせいで僕が女装とか…絶対に似合わない!

てか嫁にって無理だろ。どう考えても無理だろ。
どこのBL同人誌だよ

だって男だよ?声だって……まだ声変わりしてないんだった…。




「あ、でも安心しろ。女装は1年だけしてくれればいいから。」



「1年も!?……で、服は?」

仕方ねぇな…それで金もらえるならやってやるよ、

「やってくれるのか。ありがとう。

服は、1000着ずつ用意してる。」

多いわ

あぁ、だから朝起きた時に僕の部屋に大量の袋があったんだ。



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