幸せをもう一度
第一章~出会い~
桜が咲き始めピンクが一番似合う季節。
私はこの季節が一番好き。
しかし、
今日に限って春の暖かさを恨んでいた。
私の名前は、中峰 美琉希(ナカミネ ミルキ)
顔も頭の良さも普通の女の子。
中学の時は
もっとやんちゃだったが
いろんな理由があり
高校デビューすることを決意、
だから、化粧も控えめ!
自己紹介は、ここまでにして
なぜ、今春を恨んでいるかというと
さかなぼる事一時間ほど前
_______________
AM6:00
「ミルキ、起きてる?」
お母さんの声・・・
「起ぎでる」
やばい!
入学式の日に限って
鼻がつまって上手くしゃべれない。
絶対自己紹介の時笑われる...
まぁいいや、
っていうかねむっ、
後10分だけ寝よう。
私は目をつむるとすぐに意識を手放した。
「んんっ~」
よく寝た。
今何時だ?
7時50分か!
ぬぬ!?
7時50分!??
後20分で遅刻だ!
やばい!初日から遅刻はやばすぎる!!
急いで制服を着て、髪もとかさずにすぐ家を出た。
「いってきまーす」
はぁ、はぁ、
こんなに走ったのいつぶりだろう。
今日がこんなに暖かくなかったら
二度寝なんてしなかったのに---
と今に至るわけだ!
キーンコーンカーンコーン
私は鐘ぎりぎりで教室に入った。
セーフ。
と思ったのもつかの間、
思っていたよりもドアを思いっきり開けたらしく
みんなの注目の的に...照
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