幸せをもう一度
しかも、
意外にここから見る空
綺麗だし
よし、
気分が下がった時はここにこよう。
決定~!!
あぁ、楽しみ!
ワクワクしてきた。
「美琉季、もうここにはこないでね!!」
へっ?
今なんとおっしゃいました!?
“もうここに来たら駄目”
ですと!!
はい、怒った~!!
「はぁぁ!!!!
ここは今日から私のパラダイスよ!!」
「…。 まさか美琉季がこんなにアホなんて」
「なっ」
なんでこんな奴に
バカにされなきゃならないのよー
「美琉季、先にここに来たのは誰!?」
「それはあんたに決まってるでしょ」
ふん、何が言いたいのよ、空蚪は。
「じゃあ、ここが早い者勝ちなら誰のもの?」
「そりゃああんたでしょう!
でも、ここは早い者勝ちじゃないのよ!!」
「それが早い者勝ちなんだよな~」
「はっ!?そんなの知らなかったわよ!!」
「知らないのが当たり前だよ!
だって…
早い者勝ちっていうのは今俺が決めたからね」
なんて自己中心的な男!!!
しかも、
このセリフを顔色1つ変えずに言うから
腹立つ~!
「もういいわよ。こんな場所絶対来ない!」
「分かってもらえて良かったよ」
フフフ…
信じてる…
私がそう簡単にひくと思ったら大間違いよ!!
空蚪がいないときにここを満喫してやるんだから。
「俺がいないときに来ようっていう考えも捨ててね!!」
なっ…
こいつはエスパーか!!!
「何で分かったの!?」
「えー、美琉季分かりやすすぎだよ。
それに美琉季に先越されたら
俺が女の子とイチャイチャする場所が減っちゃうじゃん。」
分かりやすいのか!!
でも、
私、どっちかって言うと
表情変わらない方だと思ってたんだけど…
って、そんな事より
コイツはこんないい場所を
おっ…女の子とイチャイチャする場所にするわけ!?
信じらんない。
「それよりさ、美琉季。」
珍しく空蚪が私を真剣な目で見つめてきた。
「なっ、何よ」
「俺、男だよ!?」
「そんな事容姿を見れば分かるわよ!」
「美琉季…今男と2人っきりなのに、危機感持たないんだね!!」
あー、
そう言われればそうだな。
でも、大丈夫でしょ。
「後俺と付き合うこと考えてよ」
またか。
はぁ。
もうここできっぱり断っとこ!!
実は入学式からしょっちゅう告られてたのだ。
まぁ、軽くだけどね。
「ごめん。無理。もう私のことは諦めて!」
私が申し訳無さそうに断ると
「嫌だ」
えっ、即答!!
「っていうか、断る理由は何!?
俺と付き合ったら良いこといっぱいあると思うよ。
しかも、美琉季につきまとう男共から
守ってやるのに。」
守る?
私を?
そんな事言ってくれる人はたくさん居た。
でも、
皆口だけだった。
もう誰も頼らない
それに、
私には幸せになる資格なんて無いんだから。
そう自分に言い聞かせた。
「ねっ!?
だから付き合おっ!!」
「ごめん。
あなたに守ってもらう必要も無いし
守ってもらう資格もない。
自分の身は自分で守るから」
もう私のことはあきらめてよ。
空蚪にはもっといい人がいると思うから。
意外にここから見る空
綺麗だし
よし、
気分が下がった時はここにこよう。
決定~!!
あぁ、楽しみ!
ワクワクしてきた。
「美琉季、もうここにはこないでね!!」
へっ?
今なんとおっしゃいました!?
“もうここに来たら駄目”
ですと!!
はい、怒った~!!
「はぁぁ!!!!
ここは今日から私のパラダイスよ!!」
「…。 まさか美琉季がこんなにアホなんて」
「なっ」
なんでこんな奴に
バカにされなきゃならないのよー
「美琉季、先にここに来たのは誰!?」
「それはあんたに決まってるでしょ」
ふん、何が言いたいのよ、空蚪は。
「じゃあ、ここが早い者勝ちなら誰のもの?」
「そりゃああんたでしょう!
でも、ここは早い者勝ちじゃないのよ!!」
「それが早い者勝ちなんだよな~」
「はっ!?そんなの知らなかったわよ!!」
「知らないのが当たり前だよ!
だって…
早い者勝ちっていうのは今俺が決めたからね」
なんて自己中心的な男!!!
しかも、
このセリフを顔色1つ変えずに言うから
腹立つ~!
「もういいわよ。こんな場所絶対来ない!」
「分かってもらえて良かったよ」
フフフ…
信じてる…
私がそう簡単にひくと思ったら大間違いよ!!
空蚪がいないときにここを満喫してやるんだから。
「俺がいないときに来ようっていう考えも捨ててね!!」
なっ…
こいつはエスパーか!!!
「何で分かったの!?」
「えー、美琉季分かりやすすぎだよ。
それに美琉季に先越されたら
俺が女の子とイチャイチャする場所が減っちゃうじゃん。」
分かりやすいのか!!
でも、
私、どっちかって言うと
表情変わらない方だと思ってたんだけど…
って、そんな事より
コイツはこんないい場所を
おっ…女の子とイチャイチャする場所にするわけ!?
信じらんない。
「それよりさ、美琉季。」
珍しく空蚪が私を真剣な目で見つめてきた。
「なっ、何よ」
「俺、男だよ!?」
「そんな事容姿を見れば分かるわよ!」
「美琉季…今男と2人っきりなのに、危機感持たないんだね!!」
あー、
そう言われればそうだな。
でも、大丈夫でしょ。
「後俺と付き合うこと考えてよ」
またか。
はぁ。
もうここできっぱり断っとこ!!
実は入学式からしょっちゅう告られてたのだ。
まぁ、軽くだけどね。
「ごめん。無理。もう私のことは諦めて!」
私が申し訳無さそうに断ると
「嫌だ」
えっ、即答!!
「っていうか、断る理由は何!?
俺と付き合ったら良いこといっぱいあると思うよ。
しかも、美琉季につきまとう男共から
守ってやるのに。」
守る?
私を?
そんな事言ってくれる人はたくさん居た。
でも、
皆口だけだった。
もう誰も頼らない
それに、
私には幸せになる資格なんて無いんだから。
そう自分に言い聞かせた。
「ねっ!?
だから付き合おっ!!」
「ごめん。
あなたに守ってもらう必要も無いし
守ってもらう資格もない。
自分の身は自分で守るから」
もう私のことはあきらめてよ。
空蚪にはもっといい人がいると思うから。