幸せをもう一度
過去~裏切り~
そんなある日


「なぁ、美琉希
 明日土曜日じゃん。

 どうせ暇だろ。
 俺の家でダチ呼んであそぼーぜ。」


そう言いながら
私の肩に腕を回してきた。


ん~、
まぁ、暇なのは事実だしいっか。


「いいよ。
 何時にする?」

「12時くらいでいいぜ。
 じゃあ皆には俺が伝えておくから。

 また明日な。」


海十は私に手を振りながら
ダッシュで帰っていった。





________________

次の日



外はどんよりとした曇り空だった。


私はちょっと早めに家を出た

はずなのに

歩くのが遅すぎたのか、

海十の家についたのは

12時を少し過ぎていた。



海十の家にみんなで集まるの久しぶりだなぁ。


ピンポーン


すると、


ガチャ


眠たそうな顔をした海十が顔をだした。


「おー、はよっ。

 まぁ、入れよ。」


そう言うと海十はドカドカと家の奥に消えてった。


一応私お客さんなんだけどなぁ~

と思いながら

お邪魔します 
と家にあがった。

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