幸せをもう一度
温もり
これが私の過去。
桜羅みると
静かに涙を流す姿があった。
「軽蔑したでしょ!?
もし桜羅がもう関係を断ちたいんだったら
気にしないで…、
友達ではなくなる覚悟で
話したから。」
そう言うと
バシッ。
えっ、
一瞬何が起きたのかわからなかった。
桜羅が私の頬にビンタをしたのだ。
「なんで。そんなこと言うの?
私のことも信じられない?
私は美琉希を見捨てたり、
裏切ったりしないよ?
ねぇ、
もっと私を頼ってよ。」
「こんな私を受け入れてくれるの?」
すると桜羅は
満面な笑みを浮かべて
「あったりまえじゃん」
と言って
私の背中を強く叩いた。
その途端
私の目からは
涙が溢れ出た