幸せをもう一度
「美琉季おっはよー」

「あっ、桜羅。
おはよう。

昨日はありがとね。
私、
少し時間は掛かると思うけど
もう一度周りの人の事
信用してみるよ。」

そう思えたのは桜羅のおかけなんだよ⁉︎

「そっか、

でも、無理はしないで!?
辛かったらいつでも相談しなよ!?」


「うん。ありがとう」

「それよりさ、
 そろそろ冬休みじゃん。

 冬休みと言えば……」


冬休みと言えば……???

冬休みって
なんかイベントあったっけ?


「もう、クリスマスでしょ。

 だからね、
 クリスマスパーティーしよ!!」


あぁ
クリスマスか~!!

パーティー、いいね。

もう、
断る理由は無いよ!!





教室に着くと
またいつも恒例のあいつがくる。


そう思いながら教室のドアを開けると



………あれっ、

来ない!?


「今日、空蚪来ないね」

やっぱ桜羅も思ったんだ。


あいつの席をみると
案の定その本人は
机に突っ伏して眠っていた。



やっと、諦めてくれたんだ。


そう思うことにした私は
自分の席に向かった。

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