幸せをもう一度
~**美琉希side**~

ガラガラガラ

「美琉希おはよう。」

「あっ、おはよう。」

友達に挨拶をする。


やっぱり今日も来ない。


毎朝恒例で私の元へきていた空蚪は
この前から一度も来なくなっていた。



どうしたんだろう。




って、
私何を心配してるの!?

諦めてくれて良かったじゃん。



でも、私はここ最近
空蚪のことを
無意識に目で追っている。




桜羅は
また目で追ってるよ~。
空蚪の事、好きになっちゃった!?

とよくからかってくる。



私は否定するけど


気づいていた。


自分が空蚪に
少しずつ惹かれ始めていることに…

でも、


それを
認めない自分がいた。


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