ワインお作りします


外に出て封筒を開ける。

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もう一度話がしたい。

断っておいて申し訳ないけど…



7月7日、放課後

屋上で待ってます。


空野

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「なにコレ……。」

この流れだと、告白される感じなんですけど?
そもそも何でこれ、彼女が持ってるの…?

彼女を避けて苦しめた結果。
自分の首も締めたわけか…。

もう今更だけど。
結婚式だし。

しかし…すごい夢。

欲望と不安と期待と現実が入り混じっている。


「それ…?」

「え…?」

不意に声がする方を見ると、先輩が居た。
白いタキシードを着た先輩が。



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