ホームベース
好き
「カキーン」


いつもと変わらず野球部の声やバットの音が聞こえた。



もう、その時
私は佑原が好きだったと思う。





次の日、放課後教室でじゅんと話していた。


今日もまた休みかよ。

そんな感じで話していると、じゅんがトイレに行こって言ったので一緒に行った。


「なつ、好きな人誰?」


いきなりで戸惑ったけど素直に言ってみた…


「うち、佑原が好き」



「やろ。なつ、分かりやすいもん。」



「まぁがんばって」


私たちはそんな会話をしながらトイレをでた。



その時、ちょうど佑原が通りかかったったなんて予想もつかなかった…






「おい」



「えっ?何?私?」


じゅんが佑原に呼ばれた。


「ちょっと協力して」


佑原が言った。







私は、じゅんによばれてグラウンドに行った。


「どうしたん?」



すると、ホームベースの所に佑原が出てきた。



その瞬間、じゅんがいなくなった。


「じゅん?」


「俺、お前が好きだ。」


「えっ?」


「明日の試合、俺、ホームラン打って、ホームベース踏んで、得点入れて、かっこいいとこ見せるから。」


「明日の試合見にきて」



「あっ。じゅんからだ」


メールがきた。

「休みやし見にいこー」




「分かったーーー」


「行く」


「その代わり絶対、打ってね」


「うん。」
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