双子ラヴァーズ☆
澤田兄弟
私は小宮レナ。
高校一年。


私は今日も憂欝。
何故かって?


「レナちゃーーーーーん」


ほら。


「レナっちーーーー!!」


ほらほら。



「「だーーーーいすきっっ」」


「うあああああ!!!!」


私にのしかかる二人分の体重。

その重みに耐えきれず私は崩れ落ちる。



「…………」


「レナちゃん、大丈夫?」
「レナっち、大丈夫?」


そいつらは顔面蒼白で、おろおろしながら私に声をかける。


…が。
< 1 / 141 >

この作品をシェア

pagetop