双子ラヴァーズ☆
昼休憩。
いつものように双子が私のとこに来るけど、私はそれを無視してトモコと食べる。
まあ、無視する私の前で双子が食べてるから。
一緒に食べてるような…もんだけど。
「二人、よく懲りないね」
購買のパンを頬張りながらトモコが言う。
双子は顔を見合わせて笑った。
「むしろ」
「日に日に好きになってる感じ?」
…こいつらは…本人目の前にしてよくも恥ずかしげもなく…。
毎日好きだなんだって言われて、このぐらいじゃ赤くなることなんてなくなっていた。
なんか、もう、挨拶?
そう、双子の好きはおはようと一緒。
「レナのどこが好きなの?」
ああ、それ私も知りたかった。
でも、なんかその言い方トゲあるよ?
トモコ…。
「「全部!」」
あー…声しっかりちゃっかり揃えちゃって。