双子ラヴァーズ☆
「い、嫌だが嫌です!!」
「ぷはっ」
盛大に吹き出したのは、ユウリだった。
まずいって顔をしながら咄嗟に口元を手で押さえるけど、手遅れだ。
「……ユウリ?」
「いや、えっと、だって、ね?」
「だっての意味がわからないし」
「ほら、やっぱりレナちゃんって最高だなって思って」
「何それ」
「サリ、ごめん。俺、やっぱり無理。
レナちゃんと遊びたいわ」
優しく手の拘束を解くと、ユウリは彼女にそう言った。
彼女は目をぱちくりとさせ、ぽかんと口を開けていたが慌ててユウリに声をかける。