双子ラヴァーズ☆


「何、お前だけカッコつけようとしてんの」

「別に?俺が行くのが一番手っ取り早かったじゃん」

「……ムカツク」

「レナちゃんに恨み持たれても嫌だったし。
それなのに、レナちゃんと来たら」

「レナも黙っておけばいいのに」

「俺も驚いた。だけど、それでこそ俺の好きなレナちゃんって感じ」

「いや、俺の好きなレナだし」

「ん?何か言った?」

「ふ、二人とも落ち着いてくれませんか」


段々とヒートアップして来た二人を宥めるけど、二人はバチバチとしている。
ぐるっと二人同時にこっちを見られ、びくっと体が揺れた。



「俺を呼び止めたって事はレナちゃんは俺と一緒にいたかったんだよね?」

「ちげえよな?レナは遊ぶって約束を守ったってだけだろ?」



責め立てられるように言われて、私が何も返せずにいるとまた勝手に二人はバチバチし始めた。
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