双子ラヴァーズ☆
「れ、レナ?」
「レナちゃん?」
恐る恐る私の名前を呼ぶ二人。
笑顔で「何?」と、返事。
「ご、ごめん、行こうか!ねえ?シュリ」
「そうだな、行こう!ユウリ」
そそくさと私の横に並んだ二人は機嫌を取ろうと、明るい声を出した。
それが面白くてふふっと肩を震わす。
それから、
「三人でマリカーやろ!」
と言って二人の腕を組んだ。
まだ、難しい事は考えたくない。
いつか出さなきゃならない答えだとしても、まだ。