双子ラヴァーズ☆
「うっわ!っざけんな!きたねー!」
「シュリって短絡的なんだよ」
「うるせー」
「だから、そこガラ開き」
「うわ。まじで?てか、ユウリ初めてだよな?うますぎなんだけど」
「シュリが下手なだけなんだよ」
「ムカツク。次は勝ってやる」
「コーヒーどーぞ」
「ありがとう、レナちゃん」
そう言ってニッコリ笑うぐらい余裕のあるユウリ。
とは対照的に、画面を食い入るように見つめコントローラーを弾くシュリ。
どう見たってシュリが劣勢だ。
「はい、レナちゃん。バトンタッチ」
「は!?勝ち逃げする気かよ」
「休憩ぐらいさせてよ。家に来てからずっとゲームしっぱなしだよ。
レナちゃんだって暇じゃん」
「げ。もうそんな時間経ってたのかよ」
「大丈夫だよ、ユウリ。二人のやり取り見てるの楽しいし。
それにシュリが負けるとは思ってなかった」
「レナうるさい。それじゃ、今度はレナがユウリと交代」
「言っておくけど、ユウリよりうまいよ?」
「上等!」