双子ラヴァーズ☆
ユウリと場所を交代すると、私はコントローラーを持った。
意気込んでるシュリだったけど結果は惨敗。
……。シュリ、下手すぎる。
「まじかよ。レナうますぎじゃね?
どうやったらそんなうまくなんの」
「必殺技の入力覚えてるもん」
「あーそれか」
「シュリ、適当でしょ」
「うん」
「だから弱いんだよ」
「まじで。教えて」
シュリはずいっと私に顔を近付ける。
急に近付いてきたから、少しだけドキッとした。
「え、っと、このキャラは」
何を動揺してるんだ。
ゲーム教えるだけなのに。動揺する事じゃないし。
あわあわしてると。
「シュリ、近い」
そうやってユウリが突然割って入って来た。
シュリの頭を私から離そうと押し退けている。