双子ラヴァーズ☆
「女だったらどうする?」
「……別にユウリの勝手だし」
相手が女の子だろうと、私に何か言う権利なんてない。
今の言葉に嘘はない。
「でも、レナ。ずっとユウリの事見てたじゃん」
「気の所為だって。ゲームやろ、ゲーム」
ゲーを再開するスタートボタンを押そうとした私の手をシュリが取る。
さっきからシュリの顔に笑みはない。
「レナ」
「何…?」
「好き」
「!?」
突然の告白に驚き、目を見開いてシュリを見た。
シュリは少しだけ顔を歪ませると、繋いだ手に力を込める。