双子ラヴァーズ☆
「そこをどけええええ!!!!」
私の上に乗ってたらいつまで経っても立ち上がれないだろおおが!
私の声と同時に二人は急いで移動する。
軽くなった体を持ち上げて、私は起き上がった。
その私の顔の前に手が二つ。
「「どーぞ」」
私の起き上がる手伝いをするために手を差し伸べる二人。
だけど。
元はと言えばこんなことになったのは誰のせいだ?
きっと睨むと私は自力で立ち上がった。
ほこりをぱんぱんと叩いて、私は前にいる二人をまた睨む。
「…いい加減にしてよね!?」
二人は私の睨みなんてお構いなしににこにこして笑顔を崩さない。