双子ラヴァーズ☆
「別に…普通」
「普通って、モテたんでしょ?」
「モテてねーよ」
「ええ?トモコ言ってたよ、話題の双子だったって」
「やめろ!!」
いきなりそう怒鳴ったシュリにびくっと肩を揺らす。
びっくりして早鐘のように鳴る心臓を抑えてシュリの顔を覗く。
「……ごめ、何か、嫌な思い出、とかあった?」
びくびくしながら、途切れ途切れに言うとシュリはハっとして私を見た。
後悔の責に苛まれた顔をする。
悔しそうに顔を歪めて、ごめんとシュリは呟いた。