双子ラヴァーズ☆
「いや、私こそごめん。
聞かれたくなかったんでしょ?」
「…うん」
「じゃあ、もう聞かないから」
「……レナ」
「何?」
「抱き締めていい?」
「はい?」
「いいや、抱き締めるよ?」
「はいいい??」
顔をひきつらせてる私なんかお構いなしに腕を引っ張るシュリ。
シュリの大きな腕の中にすっぽりと包まれる私。
わ、わわわ。
シュリの心臓の音が聞こえる。
シュリの香水の香りが鼻を掠める。
頭が混乱して、じたばたするけどそれをシュリに阻止される。
強く体を引き寄せて抱き締めるシュリ。