双子ラヴァーズ☆
気になると、本当に気になってしまって。
ずっと、授業も上の空で。
両隣でニコニコしてる二人を交互に見つめては、小さく溜息をついた。
そんな私の姿を双子が一部始終見てるのは、当然で。
早々に突っ込まれる。
「え、何でレナちゃん溜息?」
「てか、今俺ら見て溜息吐いたよな?」
「…………違います」
顔を見ずに言う私に双子は面食らったようだ。
だけど、今は。
いーまーはー放課後までそっとしておいてくれ。
ユウリに聞くまでは聞かないんだから。
…てか、シュリには聞けない。
聞くのが怖い。
「…なんか。
オーラどす黒いんですけど」