双子ラヴァーズ☆

気になると、本当に気になってしまって。
ずっと、授業も上の空で。


両隣でニコニコしてる二人を交互に見つめては、小さく溜息をついた。

そんな私の姿を双子が一部始終見てるのは、当然で。
早々に突っ込まれる。


「え、何でレナちゃん溜息?」

「てか、今俺ら見て溜息吐いたよな?」

「…………違います」


顔を見ずに言う私に双子は面食らったようだ。
だけど、今は。

いーまーはー放課後までそっとしておいてくれ。


ユウリに聞くまでは聞かないんだから。


…てか、シュリには聞けない。


聞くのが怖い。


「…なんか。
オーラどす黒いんですけど」

< 39 / 141 >

この作品をシェア

pagetop