双子ラヴァーズ☆
「可愛い!」
「じゃ、これにしようか」
「いいの?本当に」
「もちろんだよ。ハンカチの方が良かった?」
「ううん、これがいい」
ユウリは嬉しそうに笑うと、そのシュシュを持ってレジへと向かう。
そして、会計を済ますと私に渡してくれた。
「ありがとう」
「どういたしまして。って、お詫びだからいいんだよ。お礼なんて」
「それでも嬉しいんだからいいの。開けていい?」
「どうぞ」
クスクスと笑うユウリは肩を揺らす。
子供みたいって思ったかな。
でも、嬉しいんだもん。
私は開けてそれを腕に通す。