双子ラヴァーズ☆
「やったあっ」
「あー、負けちゃった。レナちゃん上手だね」
「ユウリも上手だね。よくゲーセン来るの?」
「うん、昔にかなりシュリと通ってた」
「そうなの?」
「そ。今は暇があれば一人で来てるかな」
「一人で?」
「俺の周りバイトしてるヤツ多くてさ」
「そっか。じゃあ、また来ようね」
「っ」
それまでぽんぽんと会話が弾んでいたのに、突然ユウリが口を噤む。
何だ?と思い、ユウリを見る。
ユウリは口元を手で隠しながら、こっちにちらりと視線を送った。
「……絶対だよ?レナちゃん」
「ん?うん。いいよ」
「よっしゃ。あ、次ホッケーでもやる?」
「やる!」
そうやって、私とユウリはゲーセンで思いっ切り遊んだ。
気付いたら夜6時で、送ってくれるって言ったユウリの言葉に甘えることにした。