双子ラヴァーズ☆
ダメだ。自虐的過ぎる。
今日は寝よう、寝るしかない。
その時、私の携帯が震えた。確認するとメールだった。
相手はユウリだ。
【今日はありがとう。レナちゃん。
楽しかったよ。時間があっという間に過ぎて驚いた。
また俺と遊んでください。】
それを見て、ふふっと自然と笑みが零れた。
ゲーセンで無邪気に遊んでいたユウリ。
ユウリはシュリと比べて、とっても大人っぽい印象を持っていた。
そのイメージは見事に崩れ去って、新たな一面を知った気がする。
ユウリも年相応の男の子なんだなって思ったら、どこか嬉しくなった。
【私も楽しかったよ。こちらこそ、また遊んでください。】
そうやって、返信すると私は明日に備えて眠ることにした。
翌日、登校した私が教室に入ると既に澤田兄弟は席に座っていた。
シュリは机に突っ伏している。
だから、先に私に気付いたのはユウリだ。