双子ラヴァーズ☆
「レナちゃん、おはよう」
ニッコリ微笑むとそうやって言った。
「おはよう。シュリは寝てるの?」
「うん。昨日遅くまでゲームしてたから」
私はカバンを机の上に置くと、椅子に座って眠るシュリを見た。
目を閉じてスヤスヤと寝ているシュリの顔は幼い。
「レナちゃんはこっち」
「え?」
がしっと頬を掴まれて、強制的に私はユウリの方を向かされた。
「ちょ、い、痛い」
「あんまシュリの事ガン見しないでくれる?」
「え。見てない、見てないっす」
「みーてーたー」
「い、いででっ、爪、爪が」
食い込んでるんですけど!?
痛いんですけど!?
やっと解放してくれたユウリを私は睨みつける。
だけど、ユウリは一切気にしていないみたいだ。