双子ラヴァーズ☆
……バカだ。

結局私は顔を上げて二人の顔を見ないようにひたすら前を見ることにした。


うん。
授業、真面目に受けるんだから!


だけど、両隣から視線を感じて。
授業どころではない。


まじで私、このままじゃ成績ボロボロだよ…。


この席、どうにかして欲しい。
人気あるんなら他の子、ここにこないかな。
てか、この席も半ば双子が強制的に決めたって感じだし。


くじ作ったのも、引かせたのも双子だったし。
まだ、今みたく酷くなかったから私は疑うことなくくじを引いたわけでして。

見事、それが双子の策略だったってことに気付いたのは。
まあ、最近でして。


本当に勘弁してくれ…。
< 9 / 141 >

この作品をシェア

pagetop