双子ラヴァーズ☆


「……これは何状態?」


トモコが私達を見ながら呆れた声を出していた。


て、天使!女神!


「トモコ!助けて!シュリ離して!それか、ユウリ止めて」

「へえ」


すぐに察知したらしくて、トモコはニヤリと笑うと私の目の前を素通りした。
いやいやいや、止めてよ!トモコ!
楽しそうだから放っておこうかじゃないからね!?
絶対そう思ったでしょ!?



ベリッと私の首元に回る腕を放すユウリ。
呻き声をあげながらシュリが薄らと目を開ける。

それから、何を思ったのかユウリは寝てるシュリをぎゅうっと抱き締めた。


寝ぼけていたシュリはそれでバッチシ目を覚ました。
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