双子ラヴァーズ☆
「はっ!?レナ!?俺、危険じゃねえって」
「違うし。勉強教えてもらうだけだし」
「なら、離す必要ねえじゃん」
「こうした方が教わりやすいだけだし」
「あーそうですか」
シュリはプイっと顔を背けると、また机に顔を突っ伏した。
別に怒らせたいわけじゃないんだけど。
それでもちょっと直視するのが難しいから仕方ない。
「あ、レナちゃん。ここの答えCだよ」
ユウリが私のノートを見ながら、指をさす。
すぐにそこに視線を移して私はユウリの言葉に耳を傾ける。
私がわかるまで何度も何度も教えてくれるユウリ。
ふむふむと頷きながら私は解いて行く。
課題を終わらせた私は「ありがとう」とユウリに笑顔を向けた。