双子ラヴァーズ☆


「へえ。段々と本性出して来たってわけ」

「まあね。レナちゃんには隠さなくてもいいかなって思ってきた」

「あ、そ。それじゃあここからってわけ」

「うん。今日一緒に帰ろうかってレナちゃんが言ってくれたけど、どうする?」

「帰るに決まってるでしょ」

「したら、放課後な」


目の前でそんな会話が繰り広げられてるのを、黙って笑顔で見ている私。
不穏な空気かと思ってたけど、意外と仲良し……なんでしょうか?



「わかった。だけど、その前にレナから離れて」

「別にくっついてないから」


また笑顔でバチバチとし始める二人。
ふふふ。いい加減にしてくれ。


「ハイハーイ。今日はレナは私と帰るの!」


そうやって言いながら後ろから抱きついてきたトモコ。
そんなトモコに抗議する双子。

お決まりパターン。
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