双子ラヴァーズ☆

「だって、なんか今までみたいな穏やかな感じじゃないしさ。
一応、親友として助けてあげようかと」

「トモコ、遅いですよ」

「そう?昨日サボって甘いモノ食べてたのはレナだしね」

「う。それは、えっと」


何も言い返せないです。
後ろから抱き締められてるのが、そのまま首にいきそうで怖いです。



「なーんて。私、部活なのでレナは二人と帰ってください」

「えっ」

「いいんじゃない?レナ、ちょっと意識するようになったみたいだし」

「ちょ、ちょっと!?」


トモコは何を言ってるの!?


「だってそうじゃん。昔のレナなら軽くあしらってたでしょ」

「確かに」
「そうかも」


それに納得するのは双子。
心当たりがあるらしい。

私にはわからない。
大して変わったと思ってないし。
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