【完】幼なじみの季節
「なんか言った?」





「なんにも?」





「そう・・・?」





そして、秋―――。





夏樹の大会の日になった。





あっという間だな~





私は春樹と冬樹、そして春樹たちの親と一緒に会場へ向かっていた。





夏樹は先に出て会場で待っている。





「夏樹・・・大丈夫かな・・・?」





「大丈夫だろ、医者からも、もう大丈夫って言われたんだろ?」





「そうみたいだけど・・・」





会場に着くと、結構人が集まっていた。





「場所とらないと・・・」





私たちはなんとか場所取りができてひと安心した。





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