【完】幼なじみの季節
「秋穂?大丈夫か?」





「う~ん・・・多分大丈夫じゃない・・・」





私は冗談っぽく言った。





「はぁ・・・全く・・・夏樹なんかに傘貸すからだ・・・」





「だって・・・!夏樹今日大会でしょ?風邪ひいたら大変じゃない!」





「大変なのはどっちだよ・・・それに、あいつは少し濡れたくらいで風邪何かひかねぇよ」





「そ、そうかもしれないけど・・・」





「夏樹の大会には春樹と父さんと母さんとが行ったよ、俺はここで待ってる」





「え!?冬樹いかないの!?」





私は驚きのあまり大声で言ってしまった。





< 48 / 116 >

この作品をシェア

pagetop