【完】幼なじみの季節
「まるで竜宮城だね~」





私は海底トンネルのところで呟いた。





「そうか?」





「そういえばさ!幼稚園の頃の発表会さ、浦島太郎だったね!」





「そうだったか?よく覚えてるな」





「うん!そうだよ!浦島太郎を春樹がやって、私が乙姫様おやったんだよ」





「あ~何となく思い出してきた」





「でしょ!?それで確か夏樹は魚をやって、冬樹はヒトデ!」





「そ、そうだったか・・・?」





冬樹は少し不満そうに言った。





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