【完】幼なじみの季節
夏樹はいつものように明るく振舞った





しかし、それは無理をしているように見えた。





「あのさ、秋穂と二人にさせてくれないか?」





夏樹はその場に居た夏樹たちの両親と春樹と冬樹に言った。





「わ、わかったわ」





おばさんが言うとみんなが病室から出て行った。





「あのさ、秋穂ごめんな・・・」





「え・・・?」





「海での事」





「あ・・・」





私はそのことをすっかり忘れていた。





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