【完】幼なじみの季節
「こっちこそ、ごめん、あんなふうに言って・・・」





「いや!悪いのは俺だ、友達に乗せられて勢いで・・・ホントにごめん!」





「ううん、もういいの!」





「ホントか!?ありがとう!」





「うん!」





「秋穂、あのさ」





「なに?」





「今度の秋の大会は1位になるから!」





「うん!あ、そっか、夏の大会は・・・」





「あぁ・・・うん、この足じゃ出れないもんな」





夏樹は自分の右足を恨めしそうに眺めた。





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