【短】そんな私のバレンタインデー





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「でも、いざ当日となるとなぁ」




ドキドキといって鳴り止まない心臓。




教室から『バレンタイン』という単語が
聞こえる度にビクっと肩が震えた。





「キャ〜‼︎望美可愛い‼︎」





「え!?」





雅が私の机に手を置き言った。




「か、可愛い!?」




「うん!似合ってるよ〜」




そう、今日は眼鏡ではなく
コンタクトをしてきた。





髪の毛はコテで巻いたし、
メイクも軽くしてきた。





…気合入れたの。





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