【短】そんな私のバレンタインデー
その先輩の名前は、
櫻井晃という。
櫻井先輩とは接点が、
全くないわけじゃなかった。
…むしろ、多い方かもしれない。
私は、バスケ部のマネージャー。
元々バスケが好きで、
マネージャーになったんだけど、
そこで櫻井先輩に一目惚れ。
櫻井先輩はみんなに公平に
優しくしてくれて…勿論モテるから
櫻井先輩に恋しても叶うはずないって
わかってた。
「いいじゃんっ!初恋だよ?
勿体ないよぉ〜!手伝うからあげなっ」
こうして、
強制的にあげることになったのだった。